忍者はいる、らしいです。
マルコメ君が小学生の頃の話ですが。
小学校の英語授業が試験的に行われていて、
マルコメ君の通ってた小学校は、市のモデル指定校だったんですね。
だから、他の学校より英語の授業時間数が多く、
ALT(Assistant Language Teacher=外国語指導助手)の
ネイティブスピーカーの先生の他に、
保護者からボランティアを募ってまして。
VLT(Volunteer Language Teacher かな?)として
お手伝いをしてた時期がありました。
色々なALTの先生が来てたんだけど、
相手をしてて一番面白かったのが、C先生という若い男性の先生でした。
見た目はね、ジャスティン・ビーバー似の金髪碧眼のイケメン!なんだけど、
とにかく変な子でw
(あ、20代前半だったんで、VLTの間では『子』扱いでしたw)
C先生は、とにかく日本が大好き!
好きすぎて高校時代に日本にホームステイをし、
大学を出たら迷わず日本のALT派遣登録をしたらしい。
会話は達者だったけど、漢字があやふやだったので、
空き時間によく漢字の書き取り練習してたな~
誰かが子供の使わなくなったマスの大きな漢字練習帳をあげたら
「ワ~~~オ!」っておっきな声で喜んでたっけ。
で、真っ黒になるほど書き込んでた。
あげた甲斐、あるよねw
C先生はいつもスーツなんだけど、
ある暑い日、職員室で「暑い」つって脱ぎだしたら、
下に着てたTシャツが『百式』!!!
ガンダム世代であろうオッサンの先生方が、
話しかけたそうに遠巻きにしてたのがもう、おかしくておかしくてw
あとで聞いたら、やっぱりガンダム大好きなんだってw
日本のアニメが大好きなC先生、
特にお気に入りが、『ナルト』
前置きが長くなったけど、これが書きたかった。
ある日、C先生が真顔で何を言い出すかと思ったら
「忍者にはどこで会えますか?」
いやいやいや、会えないからw
で、でもなぁ夢壊しちゃいけないかなぁ?
って私が悩んでたのに、たまたま通りがかった副校長先生が
「ハハハ、今は忍者、いませんね~w ハハハ」
通り過ぎていく副校長をじっと目で追ってから、
私を振り向いたC先生は、めげていなかった。
「分かっています。大丈夫です」
あ、う~ん、夢壊しちゃったかなぁ...
「忍者がいるのは秘密なんですよね。大丈夫です、分かっています」
。 。
/ / ポーン!
( Д )
* * * *
* * * * * *
* * * *
パーン!
( Д )
そっち?w
そっち方向に大丈夫なんだ!?www
確信をもってうなずく彼にこれ以上何が言えたでしょうかw
今日の仕事帰り、偶然C先生と会いまして。
ナルトかジャンプかなんかのイベントに行ったそうで、
内ポケットから手裏剣出して、嬉しそうに見せてくれました。
世に言う『残念なイケメン』ってやつでしょうか?w
むしろ、夢多き外国人、なのかな?w
相変わらず日本大好きっ子で、嬉しかったですけどねw