百田尚樹著『モンスター』読了。
読後感が、悪いような良いような...
書店でなんとなく目に留まりまして。
帯のあらすじ見て、なんとなくね。
これも図書館で。
数年前に出た本のようで、すぐ回ってきました。
醜く生まれてしまった女性が、
整形手術で美しくなっていく過程、
醜い故につらい出来事に出会い、
美しくなったら周囲の扱いが手のひらを返すように変わっていく。
まず最初はプチ整形から、
段々”大規模改修”を行っていくんだけど、
その過程が絶妙というか。
ここが不満です、じゃぁこのような直し方があります。
みたいに、選択肢を提示されて、少しずつお直ししていくの。
整形の過程が具体的で、う~ん...
だからって自分で整形しようとは思えないなぁ。
自分で自分の容姿に自信があるわけではないけども、
まぁ、みだしなみ程度の化粧は毎日します。
たまのおでかけに、とっておきの服を着て、髪をちょっと盛ってみたり。
その程度で、私は満足かなぁ。
ラストシーン、きっと主人公は満足してたんだろうけど、
結末は、
「あー、やっぱ見た目に寄って来る男なんてロクなもんじゃない」
って感じでした。
中身を見てくれた女衒のおっちゃんの方いけよ!みたいな。
百田尚樹の本、私にとっては当たり外れが激しすぎる。
話題作だと思って借りたのに、なかなか入っていけなかったり、
そうかと思えば、寝食を忘れて読みふけったりです。
そういう意味では、
この本は、一気読みしたから、入っていけたんでしょうね。