自分で言うセリフじゃないと思う

結構前の話なので、小５当時のカテゴリに書きますが...

小３以前だったかもしれない（汗

トラブルというほどではないんだけど。

当時、PTA役員を一緒にやった人で、

「私は責任感あるから」

って自分で言う人がいた。

確かにその人、責任感はあった。

過剰なほどに...

とあるイベント担当の役員を受けた際、

委員長は互選だったんだけども、

他にやる人がいないのもあり、

たまたま、推薦を受けて、

私が引き受けることになったんですよね。

前年度の委員長だったOさんが、続投されてて、

「丸投げはしませんから！フォローしますから！」

って力強く言ってくれて、サブについてくれて。

Oさんは、PTA役員としてはとても仕事のできる人だった。

出来過ぎる人だったせいだろうか、

引継ぎをしない。

委員長業務の大半を、

「だいじょーぶ、やっといてあげるから」と。

地域の人へのご挨拶や、お手伝いのお礼、

PTA本部への報告、根回し、調整などなど。

本来は委員長業務。

「私が行った方がいいんじゃないでしょうか？」

って言ったこともあるんだけど、

「いいから、私が全部分かってるから、やっといてあげる」

って。

やるべきことを、ほとんど一切、教えてくれなかった。

Oさんは好意でやってくれたのかもしれないけど。

地域の人や、他のPTA役員さんからは、その年の前半、

「茗さんってなんにもしないね、名前だけだね」

って言われていたらしい。

ほんと、運営委員会に出て、事業報告するだけの委員長だった。

後半は、委員長同士で調整しての学校のお手伝いが本格化して、

委員会業務よりそっちで顔を売る結果になってしまったけど。

色々動いてくれることに感謝をすると、

Oさんは決まって

「私、責任感あるから、やっちゃうんだよね」

って笑ってた。

当時、それについてモヤモヤしてたけど、

その気持ちの正体が分からず...

あとになって、他の委員さんから、

「Oさん続投してたから、茗さんの委員会チームは作れなかったね」

って話をされた。

すべての指図をOさんがしてて、

仕事内容もOさんしか知らなくて、

（新設されたばかりの委員だったし）

真っ白な状態でも、Oさんがいなければ対等なチームが作れたかもね、と。

「Oさんは責任感があるから」

って私が答えたら

「茗さんが言うならわかるけど。Oさんが自分で言っちゃだめでしょ」

やっとモヤモヤの正体が腑に落ちた気がした。

Oさんがいてくれたからやりやすかったことはたくさんあった。

PTA活動はやはり、子供たちのためにやることだから、

優先順位は子供＞＞＞＞＞親自身　になると思う。

そういう意味では、子供たちに対して、

イベントをスムーズに行えたし、委員会は成功したと言っていい。

でも、引き継ぐ、という意味では完全に失敗した。

私自身が引継ぎらしいことを何も受けておらず、

当たり前だけど、自分のやったことしか教えられなかった。

Oさんはさすがに続投はしなかったけど、

というより続投してないにも関わらず、

新年度の委員会に全回出席してアドバイスしてた。

「責任感あるからね」と言って。

自己肯定は悪いことじゃないと思うけどね。

自分で言っちゃ、色々頑張ってくれたことも、

台無しにならないかしら。

Oさんが「責任感あるから」って言うたび、

私の中のOさんが、どんどん薄っぺらくなった。

なんで急にこんなこと思い出したんだろ...

思い出したら、吐き出したくなって、つい。

Oさん良い人なんだけどなぁ。

子供の学年違うから、もう接点ないんだけどね...